お知らせ

2016年1月15日
丸紅ITソリューションズ株式会社

安全保障貿易ソリューション新版発売、 運用・管理機能を大幅強化
輸出令別表2やEARの判定、仲介貿易業務の運用管理が可能に

丸紅ITソリューションズ株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:三浦 邦嗣)は、輸出を行う企業の輸出関連法令遵守と輸出管理業務の迅速化・適正化を支援する安全保障貿易管理支援ソリューション「m・安貿(エムアンボー)」の新版を2016年1月15日に発売します。化学品の輸出関連法令、米国輸出規則、仲介貿易などに関する輸出・貿易業務に対応しました。

m・安貿は、2012年2月に発売した、法令で定められた安全保障貿易管理に関する輸出業務を支援するソフトウェアです。安全保障貿易管理における輸出規制対象に該当するか否かを判定する該非判定、顧客審査、取引審査、申請・承認フロー管理、証跡管理、申請書等の帳票作成といった業務を支援する機能をもっています。
このたび販売開始する新版では、日本の輸出関連法令による化学品・化学物質輸出承認規制、および米国再輸出規制EARに関する判定結果の承認申請・審査・承認の業務プロセス運用・管理機能を実装しました。また三国間取引となる仲介貿易および最終需要者が確定していない段階で輸出を行うストック販売の業務プロセス運用・管理にも対応しました。安全保障の観点に立った業務の効率化・正確化・標準化を実現する総合的な輸出管理業務システムの構築がm・安貿で可能になりました。

主な新機能

  1. 化学品・化学物質の輸出承認に関する該非判定承認プロセス管理

    (輸出貿易管理令別表第2 21の3項、35項、35の2項、35の3項、36項)

  2. 米国再輸出規制EARに関する判定承認プロセス管理
  3. 仲介貿易取引審査の承認プロセス管理
  4. ストック販売審査の承認プロセス管理

輸出管理業務とm・安貿の機能概要

該非判定・顧客審査・取引審査は、最新の法令に基づく規制内容、輸出しようとする技術・資機材、取引内容など、それぞれに正確な知識と情報が求められる高度かつ重要な輸出・貿易業務で、判断を誤ると違法輸出に問われる可能性があります。そのため輸出を行う多くの企業にとって適正かつ効率的な業務プロセスの確立が大きな課題となっています。 丸紅ITソリューションズでは、従来の安全保障貿易に関係する輸出を行う企業・団体に加えて、化学品・化学物質の輸出を行う製造業、商社、団体にm・安貿を拡販し、輸出管理業務の正確化による企業のコンプライアンス体制を支援し、ひいては経済産業省が進める「企業等の自主管理の促進」に貢献していきます。

販売価格

m・安貿の販売価格は、パッケージ費用および基本的な設定・インストール作業費用込みで600万円(税抜)から。

m・安貿に関する詳しい情報は、m・安貿紹介WEBサイトをご覧ください。
http://www.marubeni-itsol.com/solution/manbou/

*EAR(Export Administration Regulations):軍事用に転用可能な技術・物質・製品等の輸出、再輸出を規制する米国の規則です。米国以外の国から第三の国へ輸出する場合も規制の対象となります。

【丸紅ITソリューションズ株式会社について】

丸紅ITソリューションズは、丸紅グループ向けならびにエンタープライズ向けに、ITコンサルティング、業務システムやセキュリティ基盤の構築、システムの運用設計、各種クラウドサービスなどの事業を展開しています。確実なプロジェクト管理力とIT基盤構築力、運用設計力で、開発プロジェクトを成功に導き、お客様のビジネス革新を実現します。

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