お客様事例

モバイルケアテクノロジーズ株式会社様

ERP導入にあたりプロジェクト推進体制が不安でしたが、MISOLの細かなサポートで予定どおり完遂できました。モバイルケアテクノロジーズ株式会社 コーポレート管理部長 岡森 次郎 氏/コーポレート管理部 経理チーム マネージャー 島村 秀雄 氏/コーポレート管理部 ITチーム 主任 北中 隆 氏

モバイルケアテクノロジーズ株式会社

スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器のリユース事業を中心に、あらゆる端末のSCM(サプライチェーンマネジメント)ソリューションを提供。丸紅グループの一員として、2015年3月にMXモバイリング株式会社より分社し、設立。海外との取引実績も多く、近年では日本国内でもニーズ拡大を受け、リユース製品の付加価値向上を目指した事業展開を進めている。

母体企業のERPは、自社の規模にあわず制約が多い

買取・調達、物流から、データ消去や復元、販売・レンタルまでリユース端末のサプライチェーン機能をワンストップで提供するモバイルケアテクノロジーズは、2015年3月に丸紅グループのICT事業分野において、モバイル端末のアフターサービスを提供するMXモバイリング株式会社の修理部門を分社化し、設立しました。
設立後も、会計システムはMXモバイリングのERPをそのまま利用していましたが、エンタープライズ向けパッケージであり、自社の規模に見合っていませんでした。当然ながら、各機能はMXモバイリングの事業にあわせて構成されており、勘定科目・部門コード・管理会計用セグメント情報なども自由に設定できません。規模が大きいことから一部機能はバッチ処理で対応され、伝票を入力してもすぐに結果が反映されないなどの不便もありました。大きな体制変更を控えるタイミングと合わせMXモバイリングにて既存システム刷新の話が出たことから、モバイルケアテクノロジーズ独自のERPを構築しようと、プロジェクトを立ち上げました。

MISOLのプロジェクト推進サポートを受けられる「奉行V ERP®」を採用

選定にあたっては、丸紅グループで定められているガバナンスに対応できることを前提に、自社の規模・用途にマッチし、機能が使いやすいことを重視し、中小規模向けのクラウドサービスを比較検討しました。クラウドサービスを導入する以上、原則カスタマイズせずに標準機能で自分たちの業務に対応したいと考え、各機能をチェックしていきました。
さらに大きなポイントとなったのが、プロジェクト推進におけるサポート体制です。実は、同じタイミングで購買システムや人事システムのリプレース・導入など3プロジェクトを並行して動かす必要があり、マンパワー不足が最も大きな懸念事項でした。特に会計を担うERPは最も重要度が高く、プロジェクト体制構築が大きな課題でした。ただ、一般的なクラウド専業のベンダーは、自社での導入が前提となりベンダーサポートが少ないものがほとんどでした。一方、「奉行V ERP®」は丸紅ITソリューションズ(以下、MISOL)が販売パートナーとして扱っており、MISOLが当社の立場でプロジェクト推進までを含めてサポート体制を構築し推進するとの提案がなされ、この点が大きな決め手となり、奉行V ERP®を採用しました。

きめ細かなサポートにより、オンスケジュールで稼働開始へ

導入プロジェクトを進めるにあたっては、MISOLが丸紅グループ内で数々のシステム導入をおこなってきた知見を活かしたサポートがありました。具体的には課題・タスクの洗い出し、優先度の設定、スケジュール作成から進捗管理までMISOLにお任せし、2週間に1度の打ち合わせで進捗や残タスクを確認していきました。また、ベンダーとの打ち合わせにも、ユーザ側の立場として参加してもらい、議事録の作成など付随する作業をお任せすることで、自社では、各種機能の理解や、設定方法、データ設計など本質的な部分に集中することができました。
データ移行についても、必要な項目の洗い出しや登録方法の取りまとめから、項目ごとのテスト、リハーサル、本番切り替えにともなうリリース判定ポイントを含めた詳細スケジュール作成まで対応してもらい、それに則って進めることができました。こうしたサポートもあり、予定どおりに稼働開始することができました。会計システムの導入は何度か経験がありますが、なかなか予定どおりには進まないものです。オンスケジュールで導入できたのは、MISOLによるプロジェクト管理が大きなポイントだったと思います。

図:ERP導入のプロセス全体に、併走サポート

全作業が社内で完結し、「スピード」と「コントロール性」が向上

奉行V ERPRを導入したことで、これまでの制約がなくなり、業務のスピードと自分達にあわせてやり方を工夫できる「コントロール性」が増しました。例えば、これまでは月次決算やマスタの登録などはMXモバイリングに依頼しなければならず、時間がかかっていましたが、今後はすべて社内で完結できます。バッチ処理だった機能もすべて入力後すぐに反映されますし、操作性向上も含め自社の業務にあわせて設計・調整できるようになりました。

今後は、他システムの導入、インフラの整備を推進

今回、自社独自のERPを導入しましたが、販売管理など、まだシステムが整備しきれていない部分があります。本来は、これらのシステムと会計システム(ERP)が自動で連携するのがあるべき姿です。今後は、手作業で管理し、起票している部分をシステム化し、システム間で直接データを取り込んで処理できるようにしたいと考えています。また、セキュリティやネットワークなどのインフラについても、一部MXモバイリングの環境を利用している部分があるため、これらも独自の環境を構築し、切り替えていく予定です。
MISOLは丸紅グループのなかでも、ガバナンスを実現するためのITを専門としており、インフラから基幹システムまで総合的にサポートしてもらえる点がメリットです。特にセキュリティは近年ますます厳格な対策が求められており、社会的な変化にも追随しなければならない領域です。インフラも含めたIT全般について、変化への対応まで含めてサポートをお願いしたいと考えています。

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