日鉄エンジニアリング株式会社様
日鉄エンジニアリング株式会社・企業プロフィール
文書管理システムからBoxへの移行に4ヵ月! 移行ツールは不可欠だと認識
日鉄エンジニアリングは、最先端の技術を活かし、製鉄プラントから、大規模な都市インフラ、海洋資源開発設備など様々な分野で、難易度の高い案件を数多く手がけてきました。新たなプロジェクト(現場)が次々に立ち上がるなか、スピーディに情報共有できる環境を提供するために活用していたのがBoxです。導入当初、利用者は該当プロジェクトの関係者に限られていましたが、2016年、ある事業部から将来性を見据えて、既存の文書管理システムからより使いやすいシステムに移行できないか?と相談を受け、Boxへの集約を進めることとなりました。
手始めに、データ移行をおこなうことになったのですが、2TBほどのデータを手作業でBoxへ移行したところ、最終的に4ヵ月近くかかってしまいました。アップロード自体に時間がかかるだけではなく、アップロードが成功したかどうかの確認もかなりの手間でした。ほかの部署についても、文書管理システムやファイルサーバからBoxへと移行する計画があり、大量データ移行に向けて、Boxへのアップロードツール(データ移行ツール)は不可欠だと考えました。
速度、エラーの少なさ、コストパフォーマンスのよさが魅力のRocket Uploader
最初にBoxへのデータ移行ツール3製品・サービスを検討しましたが、そのうち2つは高額でコストが見合いませんでした。比較的手ごろな価格だった1製品を導入してみたのですが、アップロード速度はある程度速いもののエラーが多く、これでは使えないという結論になりました。
ちょうどそのころに参加したBox World Tour Tokyoで知ったのが、丸紅ITソリューションズ(以下、MISOL)が提供するRocket Uploaderです。移行した容量に対する従量課金の製品・サービスが多いなか、Rocket Uploaderは利用期間で契約する料金体系であり、一定期間で大量にデータ移行ができればコストを抑えられるのでは?と考えました。早速、トライアルで検証したところ、本当にロケットのようにアップロード速度が早く、使っていたPCの性能がボトルネックになるほどでした。
特に印象的だったことは、ファイルが正常に移行できたことの検証方法をMISOLに問い合わせたところ、「移行元と移行先をログから比較することはできるけれど、そもそも失敗すること(アップロードエラーになること)がほとんどない」と自信を持った回答があったことです。トライアルで信頼性の高さを確認できたこともあり、すぐに導入を決めました。
導入後、別のデータ移行ツールとの速度比較も再度おこなったのですが、そのツールでは14時間半かかったところ、Rocket Uploaderではわずか3時間で移行が完了し、圧勝という結果になり、その速さを改めて実感しました。

契約期間中“使い続ける”ことで、コストパフォーマンスを最大化
2019年8月から、まずは6ヵ月間契約し、サポート終了が迫っていたWindows Server 2008で稼働するファイルサーバや文書管理システムをすべてBoxに移行する計画を立て、20TB以上におよぶデータを次々に移行しました。
最初は念のため、移行元のファイル・フォルダをリスト化し、Boxに移行した結果とつきあわせしましたが、本当にズレがなく、信頼できるツールだと感じました。
最初の契約期間終了後も、さらに別の部署からBox移行の要望があがり、3ヵ月延長しました。その後も、要望があったタイミングで必要な期間ずつ契約する形で、継続的に利用しています。“契約期間中にどれだけ稼働させ続けられるか”は事前に計画を立てていますが、移行の手軽さを考えると、相当なコストパフォーマンスの高さだと思います。
事前のデータ整理も特にせず、移行の手間もかからない
Rocket Uploaderはデータ移行の手間もかからないため、データ移行に向けて大きな体制を組む必要もありません。アップロード速度も早いため、1TB程度の移行であれば週末だけで対応でき、ユーザの業務を止めることなくデータ移行できます。以前はデータ移行につきっきりになって、エラー対処などを都度おこなう必要がありましたが、Rocket Uploaderでは退社時にスタートし、翌日出社すれば完了しているため、運用負荷が大幅に軽減されました。
また、移行元ファイルの事前整理も実施せず、移行後にBox上でユーザに整理してもらうスタンスです。これも、Rocket Uploaderが高速で、容量課金ではないからこそできることなので大変助かっています。
MISOLの便利なエコソリューションにも期待
全社的にBox活用が進み、全面切り替えをした部署も8割近くにのぼり、オンプレミスのファイルサーバありきの業務はなくなりました。今後は海外拠点も含めて、さらなるBox活用を推進していく予定です。
MISOLは自身でもBoxを活用していることもあり、Boxユーザの気持ちを本当によく理解していて、まさに「こういうものが欲しかった」というエコソリューションを開発・提供していると思います。より使いやすくなる改善も継続的におこなっていますし、今後も定期的に情報提供いただき、より良いエコソリューションがあれば私たちも活用していきたいと考えています。