お客様事例

カヤバ株式会社様

導入後も、利活用のためのサポートは必須。Boxエコソリューションによる運用工数削減など標準機能でカバーしきれない範囲の支援が代理店にもっとも期待するポイントです。カヤバ株式会社 デジタル変革推進本部 システム統制管理室 室長 石田 大輔 氏/デジタル変革推進本部 システム統制管理室 専門課長 山中 好彦 氏/デジタル変革推進本部 システム統制管理室 熊木 浩史 氏

カヤバ株式会社・企業プロフィール

独立系油圧部品メーカーとして、四輪車・二輪車用緩衝器、四輪車用油圧機器、産業用油圧機器などの製造・販売をおこなう。世界23カ国に、生産・販売・サービス拠点を展開。多様な技術を組み合わせて製品化する総合力を強みとする。

独立系油圧部品メーカーとして、四輪車・二輪車用緩衝器、四輪車用油圧機器、産業用油圧機器などの製造・販売をおこなう。世界23カ国に、生産・販売・サービス拠点を展開。多様な技術を組み合わせて製品化する総合力を強みとする。

カヤバは油圧技術を中心に様々な自動車部品などの製造を手掛け、AC(オートモーティブコンポーネンツ)、HC(ハイドロリックコンポーネンツ)、特装車両の3つを中心に事業を展開してきました。モノづくりのDNAを受け継ぎ、信頼される品質の実現を強みとし、最近ではキャンピングカーなどこれまでとは違った領域にも挑戦しています。
新たな事業領域への挑戦やデジタル化など変化するビジネス環境に柔軟に対応するために、全社コンテンツ管理基盤として採用したのがBoxです。情報ガバナンスやBCP対策はもちろんですが、ユーザフレンドリーな操作性であること、ファイルサーバからの移行実績が豊富であることから、間接業務の効率化とコミュニケーション環境の整備を目指せると考えました。特にファイルサーバについては、「度々発生する容量不足」と「メール添付やファイル送信サービスで送付できない大容量データの外部共有」という2つの大きな課題を解決できました。Boxは保存容量が無制限であることに加え、オプション機能である「Box Governance」によりファイルバージョンを無制限に保持できます。エンドユーザ自身でファイル更新履歴を確認し、必要なバージョンファイルを復元することも可能になり、利便性向上にもつながりました。また、ファイルの種類や容量に制限がない共有リンク機能も、Boxを導入する上で代表的なメリットだと思います。外部記憶媒体の利用による情報漏洩リスクも解消でき、Boxのパスワード付き共有リンクを用いてファイル共有することで、懸念していたよりもスムーズに脱PPAP(※)を実現できた点も大きな成果です。
※PPAP…暗号化したパスワード付きzipファイルをメールに添付し、その後解凍用パスワードを別メールで送信するファイル共有方式。ウイルス感染や情報漏洩に関するセキュリティリスクが報告されている。

Boxの統制管理の実現に欠かせないエコソリューション

Box運用にあたって欠かせないのが、MISOLが提供するエコソリューションです。
データ移行では「Rocket Uploader」を利用しました。業務影響を避けるための帯域制限機能があるため、日中は帯域を絞り、夜間に大量のデータをアップロードする形を無理なく進められました。また、差分アップロードの機能は効率的なデータ移行に大きく貢献したと感じています。
統制管理の実現には、「CSV Sync for Box」と「Light CASB for Box」が役立っています。社内の組織情報に紐付いた「部署フォルダ」、プロジェクトごとに必要なメンバーが複数部署から参加する「プロジェクトフォルダ」などは情報システム部側で作成・統制する形でBoxを使っています。Active Directoryの情報を基にCSV Sync for Boxに連携するプログラムをMISOLに開発してもらうことで、Active DirectoryのユーザID・グループと部署フォルダの権限とを自動同期する仕組みを構築しました。また、CSV Sync for Boxで作成したフォルダの情報はデータベースに保存されています。Boxのアクティビティログを監視しているLight CASB for Boxが、データベース上のフォルダ名を正として、Boxのフォルダ名を維持します。2つの製品の相乗効果で、理想的な運用になっています。更に、PPAPの代わりに利用する共有リンクには、パスワードを必ず付与して利用するルールとしています。万が一パスワード無しの共有リンクが発行された場合は、Light CASB for Boxを用いて自動的に外部ユーザのアクセスを制限する統制をかけることで、セキュリティレベルを担保しています。
MISOLのエコソリューションは、Box運用に真に必要な現場目線で作られたツールだと感じました。

Box導入後のサポートを、Box周辺システムとの連携強化に利活用

導入後はCSM(Customer Success Management)により、MISOLから継続的なサポートを受けています。単なる新機能紹介に留まらず、具体的に統制管理の観点から新機能をどう設定するべきか、より活用するための事例紹介や提案、アドバイスもあり、Box運用に関する適切な検討・判断に役立っています。
CSMでは、Box単体での活用だけでなく、周辺システムとの連携についても相談しています。例えば、メール環境の切替え(NotesからMicrosoft 365)に際して、Microsoft 365との連携機能であるBox for OfficeやBox for OutlookについてMISOLから説明を受けたほか、Box for Microsoft Teamsの利用にあたって、自社の統制ルールや運用状況を踏まえて具体的な設定方法を相談させてもらいました。
また、認証・アクセス制御についても、現状はIPアドレス制限により社内ネットワークからのみ接続を許可し、社外からはリモート接続で社内を経由してBoxにアクセスしていますが、これをMicrosoft Azure ADの条件付きアクセス制御へ移行しデバイス単位の認証を実現できないかと考え、相談している最中です。これを実現できれば、スマートデバイスからもBoxが利用できるようになり、社外からでも活用しやすくなるはずです。この点もMISOLから様々な情報を提供いただき、具体的な課題が見えてきました。今後も支援いただきながら検証を進め、高いセキュリティレベルでの実現方法を検討する予定です。
ほかにも、Box SignやBox RelayなどBoxを有効活用するための機能についても情報提供があり、社内の既存システムとの住み分けを踏まえながら検討を進めたいと考えています。

図:CSM(Customer Success Management)

コマンド・APIにより他システムと連携し、活用の幅を広げることを目指す

今はBoxをブラウザベースで利用していますが、コマンドラインベースでBoxを使いたいというニーズもあるため、WindowsのコマンドラインからBoxを操作できるMISOLのエコソリューション「Simple Kicker」を導入しました。
またBox Platformを導入し、既存の社内システムと連携することも検討しています。クラウドのBIツールやAIサービスも多く出ていますし、Boxのファイルと連携することで幅広い活用に繋がるでしょう。
現在、国内の関係会社へのBox展開はおおむね完了しておりますが、一部の未導入会社への展開も引き続き進めていく予定です。
いくつか課題が見えているため、1つずつクリアしながら着実に前に進めていければと思います。MISOLには、エコソリューションやCSMによるサポートなど、Box標準ではカバーしきれない部分のサポートを引き続き期待しています。

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